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妊娠糖尿病を2回経験した主婦の体験記

2度妊娠糖尿病になり2型糖尿病になった女性患者のブログです。

はじめましてのごあいさつ

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私は2度の妊娠糖尿病から2型糖尿病へ移行した女性患者です

みなさんはじめまして、よっしーと申します。糖尿病患者としての立場から糖尿病に関するブログを別に運営しています。

私が小学生の時に父が2型糖尿病と診断されたので、子供心に「糖尿病は怖い、自分は絶対に糖尿病にならないように気を付けなければいけない」と思いました。

ちなみに、父は特別太っていたわけでも不摂生をしていたわけでもなかったと思います…強いて言うならお寿司が好きなことと仕事上のストレスがかなりあったかも?ぐらいで。

私は最初、医師になりたいと思いました。しかし高校に入ると医学部へ行けるほど成績が良くなかったので医師になるのは諦め、栄養や健康に関して学べる学部に進学しました。

そして大学の友人たちと一緒にスポーツクラブへ通いつめ、その楽しさにすっかりハマってしまい、大学卒業後はスポーツクラブのスタッフとして働き始めました。

 

 

勤務時間外にもかなりハードに運動していましたが、20代半ばで結婚して長男を妊娠したとたんに血糖値が高くなり「妊娠糖尿病だね」と診断されてしまいました?

その時は昔のせいなのか妊娠糖尿病が軽度だったのかは知りませんが、「カロリーに気を付けて」という指導しかなくインスリン注射や血糖測定はいっさいなかったですが、長男は無事に生まれました。

産後はいったん正常化した血糖値でしたが、次男を授かると再び妊娠糖尿病になりました。しかも健診で1度も尿糖が出なかったせいか、医師がそのことに気づいたのはかなり遅い時期(妊娠7か月の終わり)だったんです。

その時もなぜかインスリン注射や血糖測定の指示はなく、困った私はひたすら食事を少なめにするしかありませんでした。妊婦なのに自分の体重は減り、赤ちゃんはどんどん大きくなります。

そして帝王切開で生まれた次男は呼吸トラブルでNICUに救急搬送され1か月も入院することに…私は産後はまた血糖値は正常化しましたが、専業主婦として2児の育児に追われてその後血糖値を知る機会もなく過ごしました。

   

いつの間にか2型糖尿病になってしまいました

次男を産んだ時、病院でOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)をした医師は「今後は糖尿病予防のためにカロリーに気を付けて太らないようにしていればいい」とおっしゃいました。

実家に子供たちを預けてジムにも通っていたので大丈夫だと思っていました。食事は22歳ごろからずっと「玄米が主食、脂質制限、肉よりも魚、大豆製品や果物やキノコをきちんと食べる」というヘルシーな食生活で日常的によく歩いていました。

ところが、次男も小学生になってそろそろ仕事を再開しようと思ってスポーツクラブでパートを始めた頃、やたらとのどが渇くことに気づきました。

 

妊娠糖尿病の体験マンガ

↑私のブログ「あなたの血糖値、大丈夫?」の記事「妊娠糖尿病なのに自己血糖測定をさせないってどういうこと?」より

 

最初は「運動するからのどが渇くのだろう」と思っていましたが、だんだんと夜中にお手洗いに起きるようになったりしょっちゅう風邪を引くようになって「おかしいな」と思いました。

「食事にもあんなに気を付けているし運動もたくさんしている私が糖尿病になるわけがない」という気持ちと「もしかして糖尿病になったのではないか?怖い、病院へ行けない」という気持ちが交互にやってきて、結局そのままに?

ある冬の寒い日、家族の風邪がうつって寝込んでいた私の体調はとても悪化しました。異常に急激に体重が減り、脱水を起こしているようでした。

激しい嘔吐、倦怠感、とうとう呼吸まで苦しくなったので「このままだと死ぬ!」と感じた私は朝7時に夫の車で救急外来へ連れて行ってもらいました。

すると前夜から何も食べていないのに「血糖値が475もあるのですぐ入院してね」頭が真っ白になりました。その時は糖尿病性ケトアシドーシスという危険な状態に陥っていたのです。

私のようにならないでほしいのです

私の父と弟は2型糖尿病を若年発症しているので、間違いなく「糖尿病になりやすい体質」の遺伝があると思われます。だから気を付けているつもりでした。

ところが、自分で血糖値を測定することも1度もなく、テレビの健康番組でやっている「糖尿病を予防する神食材」だの筋トレだのを過信しすぎていました?

息子たちを妊娠していたころ(2004~2006年ごろ)は現在とはかなり状況が異なっているかもしれません。だから当時の主治医を責めることはできません。

でもね、もし食事の糖質や食後血糖値についてもっと知識を与えられていれば、特に次男は生まれてからNICUで人工呼吸をして苦しむことにはならなかったと思うのです。幸い現在は標準体重の元気な中学生になっていますが…

 

 

妊娠糖尿病と診断されながら血糖コントロールがうまくできなかった私。そして産後いつの間にか2型糖尿病に移行してしまい、糖尿病と分かったときにはすでに糖尿病合併症も出てしまっていた私。

みなさんには、こんな大変な目には遭ってほしくないのです…すでに別ブログで妊娠糖尿病についても記事をいくつか書いていますが、「妊娠糖尿病は一時的なもので本当の糖尿病とは違う」と思っている方も多いと思い、注意喚起のためにこのサイトを立ち上げました。

私が妊娠糖尿病と言われたときは、医師から正しい対処法を教わることができませんでした。今の妊婦さんたちにはきちんとした指導がなされているものと信じたいですが…?

私は医師ではありませんけど、患者として語れることがあります。このサイトの記事が妊娠糖尿病と診断された女性のみなさんの役に立てれば幸いでございます。

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