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妊娠糖尿病を2回経験した主婦の体験記

2度妊娠糖尿病になり2型糖尿病になった女性患者のブログです。

妊娠糖尿病って昔からあったの?

 

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昔の日本にも妊娠糖尿病の女性がいたかどうか

 

 

昔の日本にも妊娠糖尿病の女性は居た?

先日『大奥・第一章』のDVDを久しぶりに観ていてふと思ったんです。「江戸時代とかそれ以前の女性って妊娠糖尿病になることはなかったのかな?」と…

平安貴族の藤原道長は糖尿病で合併症もあったのではないかと言われていますし、織田信長も糖尿病だったようです。

江戸時代中期、香川修徳医師は糖尿病や糖尿病合併症と思われる症状についてかなり正確に書き残しています

現代よりも少ないとはいえ、当時の日本にもそれなりに糖尿病患者は存在していたというわけですね。

 

 

 

ちなみに、明治時代になると「厳重食」といって主食や砂糖を控える食事療法が日本で行われていたことは興味深いです。インスリン注射の発明により、いつの間にか厳重食はどこかへ行ってしまい、再び日の目を見るまでにかなりの年月を要することになりましたけれど…

さて、糖尿病患者が昔から日本にも見られたのであれば、当然「妊娠糖尿病」の女性もそれなりにいたのではないでしょうか。

 

昔の女性も妊娠糖尿病だったんじゃないかニャー…?

あまりそんな話って聞かないけど気になるわねー!

 

 

昔は妊娠糖尿病になっても気づかなかった?

糖尿病はかなり昔から患者が居たことが知られていて記録も残っていますが、妊娠糖尿病に関しては昔の記録などはあまり残っていないようですね。検索してもヒットしません…

まだ尿糖血糖値も調べることができなかった時代、仮に糖尿病や妊娠糖尿病になっても軽度のうちはまったく気づかないことが多かったのではないでしょうか。

私は20代で長男を妊娠したら血糖値が高くなって妊娠糖尿病と診断されましたが、それほど重症ではなかったせいか昔だったせいか、「カロリーに気を付けて」としか指導されず、普通に食べてインスリン注射や自己血糖測定はしませんでした。

それで特に何か妊娠糖尿病の自覚症状が出るわけでもなく、長男はやや大きめに生まれましたが特にトラブルもなく、夫に似て身長も高かったのでさほど気にすることもありませんでした。

 

 

 

 

私が長男を妊娠出産した時と同じ程度の「比較的軽症の妊娠糖尿病」だった女性は昔も少なからず居たのではないでしょうか。

2型糖尿病と思われる患者が居たのなら、妊娠糖尿病になる女性もそれなりに居たに違いありません…ただ、当時はなかなか気づかなかっただけで。

日本で体重を習慣的にはかるようになったのは1930年代のことで、昭和なんですよね。昔は赤ちゃんの体重を測って「巨大児だ!」なんてことはなく「なんとまあ、大きなお子じゃ」ぐらいのものではなかったでしょうか。

現在は妊娠糖尿病と診断される基準が厳しくなっているので、かなり多くの女性たちが診断されていますが…

 

将軍の子供を妊娠した女性たちの食事は?

何となく「昔の日本人の食事は質素だったので、肥満も糖尿病もほとんどなかったのだろう」と思いがちです。

しかし現在でも痩せているのに妊娠糖尿病になる女性は山ほどいますし、だいたい日本人の若い女性は諸外国と比較しても痩せているにもかかわらず妊娠糖尿病はかなり多いじゃないですか。

江戸時代の将軍の食事は、魚だけではなく鶏料理が出ることもあり、当時の庶民と比べるとかなりおかずが多くて良い食事だったようです。

将軍の子供を妊娠した女性たちも、きっと同様の内容の食事をしていたはず…これって私が妊娠中に食べていた食事と似ているかもしれません!

 

 

私は22歳の時からずっと玄米食を実践しており、妊娠中も「主食は玄米・野菜たっぷり・肉よりも魚・納豆は毎日食べる」と言う感じでお菓子もジュースもとらず仕事も続けていてよく歩いていたんです。

それでも遺伝には勝てずに妊娠糖尿病になってしまったのですから、昔の日本にも必ず妊娠糖尿病になった女性たちは居たと思うんですよね…

庶民の場合はそれほど良いものを食べられなかったり妊娠中も労働しなければいけない事もあったと思うのですが。

大奥に居た身分の高い妊娠中の女性たちが、それほど運動量が多かったとも思えませんし…いかがでしょうか!?

 

妊娠糖尿病は実は昔からそこそこあったのかもしれないニャー!

軽度だと気付かないことは多いかもしれないわね。

 

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