↑ はてなアカウントをお持ちでない方はこちらから読者登録できます。
妊娠10か月でやっと「妊娠糖尿病です」と言われた!!
私は20代の頃に子供を2人産みましたが、2度とも妊娠糖尿病でした。私の父と弟は糖尿病を若年発症しているので、遺伝による体質の関与が大きいのでしょう。
長男の時は大したことがありませんでしたが、次男の時は長男の時よりも重症になり、またどういうわけか発見が遅れたために血糖コントロール不良のまま出産となりました。
次男を産んだのは15年も前の事なので「妊娠8か月の終わりぐらいに妊娠糖尿病とわかったんだっけ?」と思っていましたが、当時の記録を振り返ってみると、違いました。
なんと「妊娠9か月でやっと医師が異変に気付いて検査するといい、妊娠10か月になってから妊娠糖尿病であると告げられ、もう予定帝王切開の日も近いせいかインスリン注射などの指示は全く無かった」のです💦
その時のHbA1cは6.2(現在の基準に換算すると6.6)もあったので、少なくとも妊娠7か月ぐらいの頃から血糖値はかなり高くなっていたのでしょう。健診で尿糖が1度も出なかったため、見逃されてしまったようなのです。
次男が巨大児で生まれてしまった時の様子をマンガで振り返りながら、その後のことなどをお話しようと思います。
次男が巨大児で生まれたときの事…
お兄ちゃんが帝王切開で生まれたので、次男もあらかじめ帝王切開で誕生することが決まっておりました。「妊娠糖尿病です」と言われたのはその6日前の事です。
生まれるとおぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、と3度泣き声が聞こえ「ああ良かった、無事に生まれて」と思っていたのですが…
帝王切開に立ち会っていた夫によれば、次男は全身が真っ黒になっていたそうです。そして血相を変えて飛び込んできた小児科医に何やら処置をされ、どこかへ連れて行かれてしまいました。
あとで聞いたのですが、次男の身長は50cmと普通なのに体重はなんと4452g!!体重4000gを超える赤ちゃんは「巨大児」で4500gを超える赤ちゃんは「超巨大児」と呼ぶのだそう。
出産の翌日の午後、点滴と導尿が外れると無理をして起き上がり、車椅子に乗せてもらってNICUにわが子を見に行きました。
妊娠糖尿病で血糖コントロールが良くないままの私から生まれた次男は、体は大きくても肺はまだ未熟で、肺サーファクタントという物質が十分に作れないために呼吸がうまくいかず、人工呼吸器を装着していました。
人工呼吸器をつけているため泣き声を上げることもできず、ミルクも口から飲めず鼻のチューブから注入されている姿を見て涙が出ました。
結局、次男は約1か月NICUに入院する羽目になってしまいました。もっと早く妊娠糖尿病と診断されていればこんなことにはならなかったでしょうに…
巨大児で生まれた息子のその後
巨大児というほどではないけれど、妊娠糖尿病の影響で体重3634gで生まれた長男と体重4452gで生まれてNICUに入院した次男。
2人が小学生の時に私の糖尿病が発覚したのでそれ以来家族で糖質の摂り過ぎに気を付けていますが、息子たちは標準体重よりわずかに軽いぐらいで、次男がまさか巨大児だったとは誰も思わないようです。
小児科医からは次男が3歳のとき「巨大児で生まれた子はその後もずっと太っているケースが多い。でも、よく頑張っているね」と褒められました。
次男は生まれたときに低酸素状態になりましたが、退院前の脳波とMRI検査で特に異常がないと言われてほっとしました。
NICUのある総合病院で帝王切開での出産だったので、素早く対処してもらえたのが不幸中の幸いでした。
ただ2型糖尿病になりやすい体質は遺伝しますので、私が産んだ息子たちはたとえ太らなくても将来他の人たちよりも糖尿病になりやすいと思いますので、油断せずにずっと気を付けていかなければ…と思っています。
↑↑↑マンガをすべて読みたい方はこちらからどうぞ(無料)
↑ はてなアカウントをお持ちでない方はこちらから読者登録できます。