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妊娠糖尿病を2回経験した主婦の体験記

2度妊娠糖尿病になり2型糖尿病になった女性患者のブログです。

妊娠糖尿病になったから子供も糖尿病になるのではないかと心配です

妊娠糖尿病は遺伝するか

ママの糖尿病体質が子供に遺伝する!?

妊娠中は誰でも胎盤から出るホルモンの影響で血糖値が上がりやすくなるのですが、インスリンを分泌して血糖値を正常値に保つことができないと妊娠糖尿病になってしまいます。

つまり妊娠糖尿病になる女性は、もともと糖尿病になりやすい体質を持った女性たちと言えますよね。そうなると心配なのが「糖尿病になりやすい体質が子供に遺伝しているのではないか?」ということです。

糖尿病にもいろいろあります。日本人の場合、95%は「2型糖尿病」だと言われています。そのほか「1型糖尿病」「MODY(家族性若年糖尿病)」「ミトコンドリア糖尿病」などがあります。

 

 

ここではもっとも頻度の高い2型糖尿病の遺伝について考えてみたいと思います。私にも息子が2人いますが、この子たちが将来糖尿病になるかもしれないと想像するだけで胸が痛みます…何とかしなければ!

私は最初に妊娠糖尿病になった時とその後2型糖尿病に移行していることが分かった時の2度、父を恨むような気持になってしまいました。「なぜ私がこんな目に遭うの!?」と。

しかし父から糖尿病体質が私と弟に遺伝したのは仕方がないんですよね…誰が悪いわけでもないですし、日本人にはかなり多いですから、恨むよりも自分の体質に合った食生活に改善しようと思いました。

   

糖尿病になりやすい体質が子供に遺伝する確率は?

一般的に糖尿病と言われるのは「2型糖尿病」ですが、2型糖尿病は遺伝とのかかわりが深いとされています。「この遺伝子一つだけが原因」というものはむしろ少数で、大部分は複数の遺伝子と後天的な要因が複雑に絡み合って発症するようですね。

2型糖尿病では片親が糖尿病の場合にその子供が糖尿病になる確率は27%、両親が糖尿病の場合の確率は58%という報告があるそうですが、私の母は糖尿病ではなく父が糖尿病ですが私と弟は糖尿病です?

遺伝子がまったく同じ一卵性双生児の場合、片方が2型糖尿病だともう片方もそうなる確率はアメリカの調査では90%、日本では70%だったそうです(研究によって多少数字にばらつきがあるようです)。

 

 

 

「一卵性双生児は同じ食事を食べて育つからだ」と思われるかもしれません。確かにそれもあるでしょう。でも、同じ食事を食べて育つ普通の兄弟では「両方とも糖尿病になる確率」はそこまで高くなりません。

2型糖尿病を発症しやすい体質は、かなり遺伝すると言うしかありません…たとえその体質がお子さんに遺伝していないとしても、母子で生活に気を付けるに越したことはありません。

私のようにいったん本格的な糖尿病になってしまって発見が遅れると糖尿病合併症が出てきていろいろと大変な思いをすることになります?食生活と関係のある病気は糖尿病だけではないですしね。

 

「喜ぶから」「欲しがるから」ではなく…

テレビのダイエット番組の再現VTRを見るたび「ひどいなぁ」と感じることがあります。それは、子供に欲しがるだけ不健康なものをどっさり食べさせる親や祖父母です。

そんな風に育てておきながら、子供が大きくなると手のひらを返して「あんた太りすぎなのよ!痩せなさい!」と冷たくするんですもん、あんまりですよね?

糖尿病になりやすい体質が遺伝しているかもしれない子供を「糖質大好き、ジュース大好き、甘いもの大好き」な子に育ててしまったらその子が大人になった時に苦しい思いをすることになるかも。。。

 

お菓子を欲しがって泣きわめく子供

私は2度妊娠糖尿病になり、特に次男は巨大児で生まれました。小児科の主治医によれば、このような子供はその後もずっと太ったまま成長していくことが多いそうです。

しかし私の糖尿病が発覚したことがきっかけで家族で糖質に気を付けた結果、息子たちは標準体重でお菓子やジュースはほとんど欲しがらなくなりました。たまに勧めても「甘すぎて美味しくない」だそうです。

最初から悪い習慣を身につけなければ大丈夫ですよね。「子供が喜ぶから好きなだけ食べさせちゃう~」じゃなくて、親子で健康的な食生活や食後はなるべく体を動かすことなど、良い習慣にしましょう!

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